2016年9月16日(金)、鈴鹿商工会議所本館4F大ホールにてビジネス研修委員会主催の9月度例会が開催されました。
今回は、落語家 三代目 林家菊丸氏をお招きし、『落語家から学ぶ間の制し方~心を通わせるコミュニケーション力~』をテーマにご講演いただきました。
今回のテーマである、落語や芸事に大事な「間」の取り方や、場の空気を先読みすることの難しさ、話への気持ちの込め方によるお客様の反応の違いなど、経験談を踏まえ笑いも盛り込みながらのお話をしていただきました。
林家菊丸氏は三重県のご出身ということもあり地元ならではの昔話から始まり、さすが落語家さんならではのとてもテンポの良い巧みな話術に会場も引き込まれていきました。
マクラといわれる本題の前にその場の空気や雰囲気をどのようにして感じ取り、どのようにして興味を持ってもらえるかや、会話の抑揚のつけ方や押し方引き方、また女性の演じ方では定評のある林家菊丸氏ならではのジェスチャーでの表現の仕方なども実演して教えていただきました。
更には先輩落語家さんの逸話や笑点の裏話など、普段聞けないようなお話をお聞かせいただき、例会後半には用意した高座に上がって、ブラック企業ネタやシュールな小ネタ集など、時間の許す限り落語をご披露していただきました。
講話はとても学ぶことが多く、その中でも、「見習い時代に無駄だと思った全てのことが今落語に生きている、無駄なことは何一つ無い」と言われていた言葉がとても印象的でした。
とても耳心地の良い有意義な時間を会場の皆で共有することができました。
例会当日まで企画、運営されたビジネス研修委員会の皆様お疲れ様でした。(総務広報委員会 瀧)